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2011年11月24日 (木)

東京競馬場から見えた雨にけぶる晩秋風景に・・

 東京競馬は今週の11月26日、27日をもって今年の全日程に幕を降ろします。フィナーレを迎える27日は世界のホースマン注目の「ジャパンカップ」。
 今年、強烈な強さで3冠馬となったオルフェーヴルは早々に辞退。ファンにしてみれば残念ですが、オルフェーヴル自身の今後というためには良い選択だったという声も聞こえてきます。
 今年は東日本大震災の影響で、競馬開催も大きな影響を受けました。被災地の福島競馬が全開催中止。春の中山競馬も後半が開催中止となり、東京、新潟、京都、阪神、小倉がそれをカバーする形で行われてきました。
 東京競馬場は例年を越す開催日程ながら、秋の天皇賞でウオッカのレコードを大幅に更新する1分56秒1。これは衝撃的でした。優勝したトーセンジョーダン。勝利者ジョッキーとなったピンナ騎手のゴールでの大きな歓喜のアクション。今でも脳裏に残っていますが、はて、秋の天皇賞をレコードで走ったウオッカは、ジャパンCでスクリーンヒーロー、ディープスカイの前に3着。その見えない壁をトーセンジョーダンは乗り越えられることができるのか、彼の今後の大きな命運がかかります。
 また、今年の優勝馬はグランプリの有馬記念で、オルフェーヴルとの世紀の対決が待っているのです。もし、3歳馬のウインバリアシオンが勝ち名乗りを上げると、オルフェーヴルとは勝負付けが済んでいることからも有馬記念はオルフェーヴル一色となることでしょう。

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 11月19日、土曜日。東京競馬場は雨でした。10レースくらいから薄暗く、最終レースは照明を点灯。まるでナイター競馬の観。それでも、最終レースを終えてコースに光り輝く様は、光と雨が織り成すハーモニーのようで、キラキラと宝石のようで幻想的な趣さえ感じ取れました。写真はそのときの光景です。

 今年も残すところひと月余り。大震災の復興と、全世界的に厳しさを増す経済状況下で行われる31回目の「ジャパンカップ」。ときめく感動と希望を、東京競馬場から発信できるような一戦になることを祈りたいものです。

08:47 午後 |

2011年11月23日 (水)

GI級の逸材がようやく手にした栄えある栄冠に喝采の嵐!!

 前日の雨が上がって太陽が顔を覗かせたとはいえ、コースは水分を含んでパワフルさが要求される馬場状況に変貌していました。
No1  こういった運を味方に取り込んだのが、今年のGIマイルチャンピオンシップ優勝馬、エイシンアポロンでした。結果的に5番人気は意外に低い支持と思えましたが、1年ぶりの実戦だった毎日王冠で4着。人気のダークシャドウ、リアルインパクトとクビ・クビ・頭差の0秒1差。互角に渡り合ったのですから衝撃の内容でした。1年も休んでいた馬が、トップクラスのGI馬を相手にいきなり互角の勝負。これには驚かされました。おまけに破格のラスト33秒2。
 とはいえ、こんなに初戦でGI級を相手に目一杯に走ったのでは、2戦目はその反動で凡走するかも知れないと考えたのですが、相手がやや手薄すの冨士Sで重馬場。2着のアプリコットフィズも良く走ったのですが、エイシンアポロンの地力の高さ、勢いの前には敵ではありませんでした。
 この一戦で完全に軌道に乗ったようです。毎日王冠で写真判定に持ち込んだリアルインパクトがマイルCSで人気の中心ということであれば、このエイシンアポロンもその前後の人気になるだろう。重馬場が得意であることは冨士Sの優勝からも明らか。2番人気か、それともリディルと並んで3番人気か。
 ところが、意外にもフランスの3歳馬イモータルヴァースが3番人気に浮上。前日の単勝オッズ11倍から6・7倍に上昇。3歳馬ということからか、重馬場ということからか大きく株価が動いたようです。ところが、結果的に出遅れて7着だったことで「こういった水分を多量に含んだ馬場は経験がなく、彼女には今日のような馬場は向かなかったようです。もう少し乾いてくれたらきっと持ち味が生きたと思います」とスミヨン騎手。はて、重馬場はOK。高速の硬い馬場は向かないという情報はどこに・・。

No2 No3
 レースは予測通りシルポートが主導権。これを追ってライブコンサートが2番手。1番枠のフィフスペトルもピッタリと追走。外からリディルの小牧騎手が背中を丸くして抑えるのに苦労している様子。同じ位置にはエイシンアポロン。そのあとにダノンヨーヨーとリアルインパクトが追走。フランスの2頭は後方で展開。
 前半の1000m通過が58秒6。逃げたシルポートにはいいペース。極端にハイペースではなく、後続も自己のポジションを維持する形で展開。ただ、4角で一気に後続が接近して、後方にいたサプレザが外に持ち出し、イモータルヴァースが最内を狙います。
No4 No5
 懸命に粘り込みを計らんとするシルポートも馬体を併せられてはギブアップ。2番手のフィフスペトルが一旦先頭。その直後にいたエイシンアポロンがこれを追います。3番手のダノンヨーヨー、その後に続くリアルインパクト。外から肉迫してきたサプレザ。
No6 No7
 激しい叩き合いは外のエイシンアポロンがフィフスペトルを捉えてクビ差先着。初めてのGI制覇となりました。11番人気で2着した横山典フィフスペトルは「最高の出来だったし、完璧なレースができた」と満足そう。
No8_2  3着とまた今年も優勝に届かなかったサプレザ。「よく走ってくれたが今年も外枠とはアンラッキーだったよ。上位がみんな内枠だったしね・・」と、ルメール騎手は悔しそうでした。
 優勝したエイシンアポイロンは毎日王冠の結果からも、1800mくらいまでは守備範囲とも思えます。まだまだ飛躍が期待できる存在です。

11:26 午後 |

2011年11月16日 (水)

凄い爆発力で2連覇した女王陛下の国スノーフェアリーは世紀の英国版女傑か!!

 昨年の4馬身差という独走には至らなかったものの英国版女傑スノーフェアリーは、さすがに女王陛下の国、本場仕込みの強烈なスケールの違いを見せつけてくれました。
 私のスノーフェアリーに対する見方は、昨年イチオシしたときに比べて、今年のローテーションが、あまりにも厳しいステップゆえに、正直、昨年時の2割減くらいに考えて予想を立てました。
 9月のセントレジャーから2ヵ月。その間、ミッチリとい調整して女王杯参戦。ところが、今年は9月に愛チャンピオンSで2着したあと10月に凱旋門賞に挑戦。強豪相手にタフなレースながら3着に力走。驚いたことに、凱旋門賞から中1週置いて今度は英チャンピオンSで3着。GIレースを短期間にビシバシ使われて、今度は英国の反対側、日本への長距離輸送。到着後、軽いキャンターだけで本番を迎える、とあって当然ながら体調面で疲労残りが懸念されました。
 熟慮の結果、結局、私の評価は▲の印でしたが、昨年直線インからあっという間に突き抜けて4馬身差の強烈なパフォーマンス。あのシーンが鮮烈すぎて勝たれるかも知れないという思いが、私の脳裏を飛び交っていました。
No1  日本の馬で最上位に来るのは3歳馬のアヴェンチュラ。それを負かすとすればスノーフェアリーだろうという見方は、全国の競馬ファンと共通していましたが、私の目に止まったのが同じ英国のダンシングレイン。昨年のスノーフェアリーと同じ英国オークスで優勝し、3歳で女王杯に参戦。独オークスも優勝。7戦4勝、2着2回と、ほぼパーフェクトの成績。なによりかにより主導権を取って二の足を使う、今回のエリザベス女王杯には最も適しているようなタイプ。
 しかも、幸いにも強力な逃げタイプが日本側には見当たらず、難なく主導権を取って、好位のアヴェンチュラは後続のスノーフェアリー等の有力馬を牽制して仕掛けを遅らせるだろうという判断。となると逃げたらすべて勝っているダンシングレインにとっては願ってもないチャンス。目下2連勝の勢いで、女王杯もまんまと逃げ切る可能性が大、という見方をしていました。
 ところが、スタートですべての思いや、願いはいっぺんに瓦解したのです。こともあろうに何んと逃げるはずのダンシングレインが出遅れたのです。しかも外から隣りのエリンコートに前に入られて前にも行けず後方に下げざるを得ない事態。最悪のドラマのスタートで目の前が真っ暗。
No2  ダンシングレインが行かないとみるや一気に飛び出して行ったのがシンメイフジ。グングン加速して、みるみる内に後続との差を広げて行きます。半マイルが45秒8で、1000m通過が57秒5。ほとんど玉砕的なペースで大逃げ。2番手にホエールキャプチャがローズSで優勝したときのような位置取り。その直後にアパパネとアニメイトバイオ。差なく外から進出したグルヴェイグと、内にアヴェンチュラ。その後ろにイタリアンレッドがいて、スノーフェアリーは後方グループ。
 マイル通過が1分34秒5で残すはラスト600m。大きく離された2番以下のグループ。突然のテレビ馬の出現に動じず、勝負どころまでじっと我慢。4角を回って馬場が傷んでいるインを嫌って、ホエールキャプチャとアパパネ、外からアニメイトバイオにグルヴェイグが接近。その後ろに続くアヴェンチュラ。大きく離して逃げていたシンメイフジも直線に入ると、さすがに脚色がガクンと鈍り、後続馬が一気に押し寄せてきます。
 まず、先頭に踊り出たのはホエールキャプチャ。その外からアパパネ。内から前を捌いて進出のアヴェンチュラ。と、そのときでした。4角で中団に押し上げてきたスノーフェアリー。昨年と同様に、ガラリと開いた直線イン狙って猛然と追い込みをかけてきます。その迫力たるや鬼気迫る世界の鬼脚。ゴール寸前で先頭に立ったアヴェンチュラを一気に捉えてエリザベス女王杯2連覇達成!
No3 No4
 当然であるかのように、特段の喜びのアクションもなく、ゴール板を過ぎて愛馬の首もとを「お疲れさん」とばかり軽くポンポンと2回。実に冷静なムーア騎手が印象的でした。
 着差はクビ差でしたが、連覇したスノーフェアリーには、私の予想や想像を超える大きなものを感じています。世界の歴史に名を残すくらいの凄い馬です。次は本当にジャパンCに参戦するのでしょうか。

11:29 午後 |

2011年11月11日 (金)

☆アベコーのニュース・スクランブル!!

◎注目のエスポワールシチーが圧倒!復活宣言!!
 京都で行われた「みやこステークス」を、楽々3馬身半差も突き放した単勝1・6倍のエスポワールシチー。今年3月の名古屋大賞典以来の勝ち星。また中央競馬では昨年2月のGIフェブラリーS以来、約20ヶ月ぶりの優勝となりました。2番手で折り合って楽々抜け出す横綱相撲。これで、11月3日に大井競馬場で行われたJBCクラシックで1、2着だった砂の横綱スマートファルコン、トランセンドとの「ジャパンCダート」3強対決が、一段と楽しみになりました。
No_a No_b

◎「ジョッキーベイビーズ」はアイドル顔の石井季佳さんが優勝(^^♪
Img_2196  11月6日、東京競馬場で行われた第3回「ジョッキーベイビーズ」芝400m。優勝は中学1年生の石井季佳(いしいももか)さんでした。
 このレースは全国5地区で行われる予選会で選ばれた小学生、中学1年生以下による8名が出場。ポニー競馬の決勝戦。
 優勝した石井さんは関東地区代表。彼女はJRAの馬事公苑で騎乗チームに所属し、今年は念願かなって初めてのジョッキーベイビーズ参戦。優勝して取り囲んだ報道陣にも気後れすることなく、終始アイドルにも負けない笑顔で勝利騎手コメント。
 また、健闘空しく敗れた中には悔し涙が止まらない少年少女のジョッキーも。そんな中に最年少の九州地区代表の吉永綾乃さん。小学4年生。入着メダルをぶら下げて、ニコニコ顔で写真に収まっていました。小柄で顔も小さく、その笑顔に誰しも癒される思い。3歳から馬に乗っているそうで、将来はプロのジョッキーとして東京競馬場で騎乗しているかも知れません。
No_c No_d No_e
No_f Nog No_h

◎今週は東京競馬場・センターコートに集合です!
 今週11月13日は東京競馬場3階センターコートでエリザベス女王杯等のトークイベントが行われます。MCの竹山まゆみさん他、私、そして楽しいゲストを交えてウンチクを傾けます。是非お集まり下さい。詳しい場所、時間等は競馬場発表のものと、ご照合下さい。

◎北村宏騎手が大ケガ!!
 北村宏騎手が11月9日、朝の調教で落馬。騎乗した馬が故障し、その煽りで投げ出され、鎖骨を骨折。詳しい状況は把握出来ていませんが、鎖骨を何箇所も骨折してとか。生命に異常はないということですが、茨城県下の病院に入院して、10日には手術という予定だそうです。一日も早い回復を願わざるを得ません。

11:37 午前 |

2011年11月10日 (木)

どうにも止まらない池江師快進撃のウラ技的極意とは・・?!

 スゴいんです!素晴らしくスゴいんです!スタンディングオベーションされるくらいスゴいんです。
 真っ盛りの秋競馬。GIシリーズの熱気でスタンドから湯気が上がるくらいの競馬場。日曜日のメインレースともなると、さすがに注目のGI含む一戦ということもあって、その熱気は最高潮にヒートアップ。
 そのヒートアップした舞台で快進撃を見せているのが、現在、総合リーディングトレーナー第2位の池江寿調教師。この池江寿きゅう舎旋風がスゴいんです。菊花賞で3冠を達成したオルフェーヴルを皮切りに、天皇賞を驚愕のレコード勝ちを決めたトーセンジョーダン。そして、先週のアルゼンチン共和国杯では、トレイルブレイザーが準オープンの格下でありながら55Kを背負って見事に初重賞制覇。まさに秋競馬を独り占めの3週連続重賞ゲットなのです。
No1  その快進撃の極意はあるのか、ひとつの典型的なケースとして、天皇賞のトーセンジョーダン。秋から冬季にかけて体調がすこぶるいいということもあり、昨秋はアイルランドTにアルゼンチン共和国杯を連勝。体調良さが快進撃の原動力でしたが、実は調教方法でひと工夫。いつも坂路調教は直前の最終追い切りでしたが、今回の天皇賞の最終追い切りはCWコースを使用。過去、CWで追い切られたのは未勝利とホープフルSの3回だけ。いずれも優勝。これにDWコースを含めると4戦4勝。この辺のコツを会得している技術は、さすがにたいしたものだと感心させられます。

 さて、今回のアルゼンチン共和国杯で優勝したトレイルブレイザー。前3走が目黒記念で4着。宝塚記念8着。休養明けの準オープン古都Sが2着。それでGⅡに挑戦し前日オッズは2番人気。接近した人気ではあったのですが最終的には3番人気。準オープンの馬が決して有利なハンデでもないのにかかわらずGⅡでいきなり高い支持。
No2 No3
 アルゼンチン共和国杯には、昨年の菊花賞3着で、休養明けの京都大賞典2着のビートブラック。更に復調ムードのGI馬オウケンブルースリ、阪神大賞典優勝、春の天皇賞3着のナムラクレセント。長期休養明けの札幌記念5着でオールカマー3着の上昇カリバーン。他にも目黒、函館記念を連勝したキングトップガン。ステイヤーズS優勝のコスモヘレノス等を相手に3番人気とは私も意外でした。
 スタートを決めて、前半は好位置の外でうまく流れに乗って4角で4番手に進出。スパートの機を窺います。3、4番手にいたナムラクレセントに伸び脚がなく、3番手にいたカワキタコマンドが先頭。これを待っていたかのように一気に仕掛けてラストスパート。先頭に踊り出るや確かな足どりでそのまま快勝。
No4_2 No5
 後方で展開したオウケンブルースリも直線外から肉迫して来たのですが、先行馬に有利な流れだったことと、ハンデが58・5Kのトップハンデ、加えて少し時計を要する馬場が影響して2着がいっぱいでした。それでもメンバー最速の35秒1と、確実に良化を見せています。
 カリバーンはポジションが良かったのですが、追い出されてから伸び脚が見られませんでした。今回は距離が初めての2500m。前河野きゅう舎から鹿戸雄に転きゅうして初戦。その辺が多少影響したのかも知れません。後方に待機したビートブラック、キングトップガンが5、6着。流れが向きませんでした。

07:06 午後 |

2011年11月 4日 (金)

まだまだ新潟競馬は営業中だけど、一足先に晩秋の越後路にハンカチ振れば・・(T_T)

 被災した福島競馬場。その代替開催となった秋の新潟開催。現在も開催中ですが、私は一足先に東京に戻ってきました。
 BSNテレビの新潟競馬実況中継「ワンダフル競馬」の放送で、ここ3週は土曜日に新潟入りして競馬場。新潟開催後半の3週は以前から予定されていたTBSのゴルフ中継で競馬中継が放送できず。後ろ髪を引かれる思いで越後路を後にしました。
 もっとも、翌日曜日には東京競馬場にいるわけですから、まるで通勤感覚なのです。秋の新潟開催、2週目は大変な目に遭遇しました。新幹線が車両故障で一時不通。これは大変と思って出ようとしたら、NHKラジオから運転再開の案内。おお、ラッキー!それ!とばかりに駅に向かったところ駅は黒山の人だかり。
 ん?なんだ、なんだ、近寄ってみると、駅員にチケットの変更、運転状況の質問等で、ごった返していました。
 私も尋ねてみると2時間半くらい遅れているというのです。つまり私の乗車予定の新幹線は、2時間半後に到着予定だというのです。これは大変!そんなのを待っていたら番組の放送まで間に合わない。これは弱った。とりあえず、最初に来る新幹線に乗ろうとして座席を尋ねると、これが満員だというのです。
 ああ、そうかも知れない、なら自由席でと思ったら、これが大混雑。それでも、なんとしてもこの最初にスタートする新幹線に乗らないと、いつ来るかわからない後続を待っていても仕方がない。最低、確実に放送開始時間までには新潟競馬場の番組ブースにいないと、スタッフに大変な迷惑がかかる。
 というわけで、最初に来た新幹線に乗車。比較的スペースの開いている前方の指定席横のデッキ目指して移動。新幹線は全駅に停車しながら、ゆっくりと越後路に向ったのでした。そして番組にはなんとか間に合い、ホッと胸を撫で下ろしたわけです。本当に冷や汗モノの遅延到着でした。
 新潟の田園風景は、さすがに稲刈りが済み、競馬場に向う途中に車窓の窓を開けると、プーンと収穫された稲穂、稲わらの匂いが、鼻の中を駆け上ってきます。急ぎ新潟駅で買った新米コシヒカリのおにぎりを、口いっぱいに頬張りながら、晩秋の越後平野の風景をつかの間ながら楽しめました。
 新潟競馬場から眺める越後山々の紅葉が日増しに色合いが艶やかになり、頬張るおにぎりがまた一段と美味しく感じられる秋の新潟開催。
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 番組はガハハの笑いと、実況中継名人と評判の近藤文靖アナウンサー。恋する旅人と自負する水島知子アナウンサーのMC二人に、私がすぐ横で解説ならぬ合いの手を入れて進行。歯科医でアナ馬券ハンターのいくのひろしさん、日刊競馬の小木曽大祐TM。高橋知幸アナウンサー、喜谷友純アナウンサーも加わって、大変和やかで忙しい番組があっという間に進行していきます。出演者である私も心温まる大好きな番組です。今年は終了しましたが、また来年春の新潟競馬が待ち遠しい思いがします。ありがとう、ワンダフル競馬スタッフのみなさん。ファイティン!
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08:10 午前 |

2011年11月 3日 (木)

空前のハイペースが冗談ではないジョーダン驚愕の結末に騒然!!

 まさか、まさかでした。秋競馬の最大の注目の一戦「天皇賞」が、予想しえなかった結末となったのです。そこには昨年の優勝馬、1番人気の女傑ブエナビスタ姿はいませんでした。
No1_2 まさか、という最大の衝撃は、ある1頭の馬から発信されたのです。それは東京の芝2000mの1番枠を引き当てたシルポートでした。楽に主導権を取って一人旅に持ち込みたい彼にとっては、願ってもない枠順で、天からのプレゼント的な1番枠だったのです。この直後で展開したいアーネストリーやトゥザグローリーが不運にも18番枠と17番枠だったことから、シルポートに積極的に鈴を付けに行く馬が見当たらず、どう見てもスロー、あるいはそれに近いペースだと、多くのファン、あるいは各騎手、及び関係者も考えていたはずでした。
 ところが、好スタートを決めて楽に主導権を取ったシルポートが、お構いなしにグングン加速して、2番手のビッグウィーク、出遅れて3番手に進出したアーネストリーの差はあっという間に広がり、まさに大逃げの奇襲作戦。
No2_2 No3_2
 前半の3ハロンが34秒3、半マイルが45秒1。1000m通過が56秒5。3コーナー手前では2番手以下との差が10馬身以上も離れてしまっていたのです。更に、1400m通過が1分20秒3。そして1600m通過が1分32秒2。それは、まさに玉砕的なペースだったのです。さすがにシルポートも直線半ばで急激に脚色が失速。それを待っていたかのように押し出されて先頭に立ったエイシンフラッシュ。1800m通過が1分44秒3という毎日王冠の勝ちタイムを2秒4も上回る凄い時計。しかも、ここから何んと1ハロンが11秒台の決着。これにはさすがのエイシンフラッシュもゴール寸前で息切れ。どっと満を持していた後方にいた待機馬が押し寄せる展開となってしまいました。
No4_2 No5_2
 馬場中央からトーセンジョーダンとその内からダークシャドウ。そして外からペルーサが強襲。その後から馬込みを捌いて最内に進路をとったブエナビスタ。1、2、3着が半馬身差の間隔で入線。空に向って雄叫びを上げる7番人気トーセンジョーダンのピンナ騎手。イタリア人騎手らしいオーバーアクションが、ことの大きさと歓喜さを強烈に場内のファンに向ってアピール。
 「4角で少し狭くなり、直線では寄られて馬がひるみました。それでも、あそこまでくるのですから、スムーズだったら結果は違っていたと思う。悔しいね」と、ブエナビスタの岩田騎手。
No6_2  「気分良く走らせ過ぎて、ペースが速くなっていたのに結果的に加わってしまいました。残り1ハロンのところで苦しくなってしまいました」と、残念そうなエイシンフラッシュのルメール騎手。
 それにしても、この驚愕の結果をもたらしたシルポートの玉砕的な逃げ。どうして同型馬がいないのに、なにもあそこまでペースを上げて逃げなければいけなかったのでしょうか?ひとつの作戦と言えば作戦なのですが、安田記念の勝ちタイムにわずか0秒2遅いだけという、マイル戦の競馬をしてしまったのです。それにつられて、好位置、その直後で展開した馬は総撃沈。
 今回コンビを組んだ蛯名騎手は「あまり手綱を引っ張らないで、気分良く後ろを離す形で逃げて欲しいということでした。でも、思ったよりも後続の来るのが早くて・・」と言いつつもサバサバした表情。
 もし、シルポートが毎日王冠とはいかないまでも、もう少し末脚を温存した逃げを打っていたらどういう結果になっていたのか、私は無理なく正攻法で進めたエイシンフラッシュが優勝していたような気もしますが、まあ、神のみぞ知るでしょうか。
 しかしながら、一方で1分56秒1という、これまでのウオッカの持つレコードを1秒1も更新した反動が、このあとの戦いの中で、上位力走馬にノシ掛かってくるような気がしています。

11:59 午後 |