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2011年8月26日 (金)

深夜に鳴いている蝉は、不幸な蝉の慟哭でしょうか!

0826_1  ひと雨ごとに季節の移り変わりを感じられるものですが、外では蝉がワンワン鳴いています。蝉は地中の中で5年も6年も、それ以上の年月を過ごします。やっとの思いで地上に出て、抜け殻からはい出て蝉としての第二の人生を始めるはずが、それは迫って来た死へのカウントダウンへの始まりでもあるのです。およそ7日から10日でその生涯を全うすることになります。その短い時間の間に、子孫を残すことに没頭するのです。
 それでも、不幸にして短い間の伴侶に巡り合わず、鳥に食されたり、蜘蛛の巣にかかったり、そんな蝉が多いことも事実です。あの深夜に鳴いている蝉は、そんな不幸な蝉の慟哭にも聞こえて悲しくなることがあります。

 被災地の仙台、亘理町に行って来ました。以前、見た風景はそこにはありませんでした。夏の8月の今頃は、目映いばかりの青緑一色の見事な田園風景でしたが、そこは冬のような赤茶色の田園が延々続いて、季節感を失ってしまいそうになります。
0826_2  我が家系の菩提寺に行って来ました。墓石がひっくり返ったり、積み重なったり、地蔵が転倒していたり、その光景をまわりに見ながらの墓参りとなりました。そして、陸に上がった数々の漁船。このまま廃船になってしまうのでしょうか。あの蝉のような悲しい鳴 き声が聞こえてくるような気がしました。
0826_7_2 瓦礫の荒野は、その瓦礫が海沿いの海岸に集められ、うず高く積み上げられて、炭鉱の山のようにも見えました。その瓦礫の山が延々と続き、その瓦礫の隙間から聞こえる海風がヒューヒューと私の心に刺さってきます。 0826_34   「ああ、近くに来ると匂った海岸近くの松原もないんだ・・。この辺には同級生の家があったけど・・。彼はどうしているだろう。無事ならいいが・・」と、傍にいた叔父に尋ねても、叔父は首を振るだけでした。
 育成場で有名な山元トレーニングセンターがある亘理町の隣り山元町は、海岸からなだらかな平坦が続き、津波は一瞬にして1000人以上の人命を奪っていったそうです。

0826_5  コンクリートの土台が残ったところで、中高生とおぼしき少女が、一人で何かを探し、あるいはカメラのシャッターをしきりに切っていました。
 所々に残った家もあるのですが、窓が壊れ、ガラスもなく、誰も住んでいない様子。電気や水などのライフラインが回復していないので住めないという話でした。
 叔父曰く「残っている家は、比較的新しく、しっかりした造り」だそうです。その残された壊れた家の壁に、一匹のアブラ蝉が悲しい声で鳴いていました。土からはい出てきた蝉は、止まる木立さえなく、同胞ともあえず悲哀の声のようにも聞こえました。
 ただただ夏の太陽のギラギラした暑さは、以前とまったく同じような真夏の暑さだったように感じました。
 滴り落ちる汗を拭いながら、まだ海中で瓦礫の下に眠っている行方不明者の霊に手を合わせ、被災地を後にしたのでした。0826_6_3  

11:28 午前 |

2011年8月25日 (木)

さすが有馬記念好走のトーセンジョーダン!あのGI馬も実力の片鱗を披露!秋が楽しみになったぞー(^^♪

0825_01  目黒記念、函館記念を連勝したキングトップガンが3連勝を目指して、札幌記念でもかなり人気を集めるだろうな~と、戦前は考えていましたが、実際は6・3倍の3番人気。さすが、ファンの方の冷静ともいえる見識は高いですね。結果はブービーの12着。他に強力な逃げ馬いなかったことから、横山典騎手が正攻法にでました。楽に主導権を取って一人旅。ところが、他の馬も追走が楽で、インの直後にいたアクシオンもいつでもスパートできる態勢。
 ところが、この日のキングトップガンは函館記念を勝ったときに比べて520Kのプラス10K。8歳でデビュー以来最高の体重。明らかに調整ミスだったように思います。
 もっとも、51のハンデと横山典騎手の芸術的な騎乗で優勝した目黒記念。また、函館記念を優勝したときも、なんと首差の抵抗にあった相手が不振続きの10歳馬マヤノライジン。そんなラッキーさもありました。今回はここ2戦とは違って、GⅡ定量戦の「札幌記念」。相手も一段と強力な顔ぶれ。もう4角ではギブアップ状態でした。
 そういった中にあって優勝は1番人気のトーセンジョーダン。元々クラシック候補として大いに期待されていた馬。昨年の函館からアルゼンチン共和国杯まで3連勝。その勢いで有馬記念に挑戦。ヴィクトワールピサ、ブエナビスタ、トゥザグローリー、ペルーサに続く0秒3差5着。キングトップガン級とは役者が違いました。とはいえ、トーセンジョーダン自身が、本調子には一息の状態で、そのぶんアクシオンの粘っこい抵抗に合い、ハナ差までもつれ込んだのです。サマーJS独走の優勝騎手、福永ジョッキーにとっては格別に嬉しい1勝となりました。0825_02
 さすがといえば、昨年の有馬記念以来の実戦となったGI馬レッドディザイア。4角で大外に振りまわされながら、直線は一瞬、突き抜けそうな勢いで肉迫。最後はやや鈍ったとはいえ、いやあ、さすが同期ブエナビスタの宿敵だったトップクラスの実力。その片鱗を披露してくれました。秋のGI戦線が楽しみになりました。
 同じ距離を走る天皇賞に出走して来ると、あの牝馬で劇的な札幌記念優勝、そして天皇賞優勝のヘヴンリーロマンスが彷彿されます。騎乗したのは当時の松永幹ジョッキーでした。歴史は不思議な因果関係にあり、再び歴史のヒロインになる可能性があります。

04:24 午後 |

2011年8月18日 (木)

うだるような真夏のミステリー?!1分7秒2なんて時計で走ったりして大丈夫なのか?!

0818_21  サマースプリントシリーズの第3弾「北九州記念」は、昨年同様に小倉芝1200mのハンデ戦で行われました。
 快足を飛ばして逃げるテイエムオオタカを直線で捉えた1番人気のエーシンヴァーゴウ。それを徹底的に直後でマークしていたエーシンリジルが、馬群を割って出てこのままゴールへ一直線!と、思われたのですが、競馬は最後の最後まで目を離せないもので、ゴール寸前でピンクの帽子を付けたゼッケン15番が、一瞬の旋風のように、あっという間にやって来ました。そして、一気に抜き去って初重賞制覇!8番人気のトウカイミステリーでした。0818_24
 昨年の夏は北海道に遠征。夏に弱いタイプなのかな?とも考えていたのですが、近走には見られなかった凄い決め手を発揮。ラスト3ハロンが出走メンバー唯一の33秒台、なんと33秒6の豪脚で、勝ち時計が1分7秒2と自己ベストを1秒1も更新。

 といっても、こんな速い時計で真夏に走っていいものか、反動はないのか、不安が残りました。それというのも、昨年、この北九州記念で優勝したメリッサ。北九州記念で最速の1分7秒1を記録。ところが、そのあと3、6着に敗れ去って引退。
 当時、半馬身差で続いたスカイノダン。今回の北九州記念に出走して4番人気の支持を集めていましたが8着に敗退。このスカイノダンも昨秋の福島民友Cで2着が最高で、それ以外は馬券の対象にも加われず。
 同様に3着だったサンダルフォンは、その後12月の小倉、アンコールSを勝ち上がったものの他の8戦(今回を含む)は、4着が最高という成績。この他の上位馬も早々に引退。
 真夏の小倉の高速決着は、どうも反動という後遺症が残るのかも知れません。だとすると、トウカイミステリーの1分7秒2という時計が、このあとどんな影響をもたらすのかとても心配です。
 栄光の短距離路線はセントウルS→スプリンターズSというステップですが、この北九州記念組がどういう結果に・・・、とても気がかりです。

05:40 午後 |

2011年8月17日 (水)

秋のGI戦線に名乗りをあげた超良血アヴェンチュラに高まる期待感!!

 それにしても強い競馬でした。そう3歳牝馬アヴェンチュラ。古馬オープンと初対戦となった「クイーンS」。終始、好位グループの直後で展開。直線では馬込みの中に突っ込んで行き、ゴール前で直線外から鋭く伸びたコスミネモシンを余裕で振り切るかのように、強烈な末脚、パンチ力でねじ伏せました。
 歴戦の古馬陣がひしめく馬込みに入って、それをまったく意に介さないような抜群の勝負強さ。そしてキャリア4戦という未知の魅力。大変な馬です。0818_12
 クイーンSの勝ちタイムが1分46秒6、クイーンSが創設以来の高速決着。前半5ハロン通過が58秒4、アヴェンチュラにとっては、過去に経験したことがないくらいの速い流れ。この課題を乗り越えて快勝。52Kの斤量にめぐまれたとはいえ収穫の多い内容で、秋に向けてまずは好発進といったところです。
 秋に復活予定の無敗の3歳女王レーヴディソールや、古馬の女王ブエナビスタとの直接対決が見物になりました。0818_13
 GIヴィクトリアマイルで3冠馬アパパネ、ブエナビスタを相手に、押し切ったか、と思わせたレディアルバローザが、よもやの6着敗退。0818_11_2 4番手で流れに乗っていたかのようにも見えましたが、福永騎手によると「直前の雨で馬場が水を含んだ状況になってしまったのが痛かったです」と、釈明。おそらく、単勝1番人気か、とも思えていたのですが、これが意外にも2番人気。ちょっとビックリです。
 前記、アヴェンチュラが堂々の1番人気。1600万の漁火Sを勝ち上がったばかりにもかかわらず、いきなり1番人気には驚かされました。競馬ファンの方の推量の高さには頭が下がる思いがします。
 オークス馬トールポピーは全姉で、重賞馬フサイチホウオーも全兄。この超良血が秋にどう羽ばたくのか、大いに楽しみになりました。

11:26 午後 |

2011年8月10日 (水)

越後連峰の虹の向うに、GIの大舞台は見えたのか!!

0810  新潟のマイル戦、関屋記念は、ある意味で実績のある馬が、実績通りのレースをするのに、もっとも適した一戦であるように思います。
 昨年の関屋記念優勝馬レッツゴーキリシマは、前年の11月以来の実戦でアッサリと快勝。ラスト33秒2での逃げ切り勝ちは見事でした。3年前のマルカシェンクもダービー卿CTで1番人気に推されて凡退。4ヶ月ぶりの実戦ながら汚名返上となりました。
 圧巻だったのは4年前のカンパニー。前年の天皇賞以来の実戦。それでも大外をケタ違いの破壊力で3馬身半も突き抜けて圧倒!
 それぞれがGIで活躍していた馬たちであり、今年もその例に違わない結果となりました。そう、それがレインボーペガサスだったのです。
 今年で6歳ですから3年前のきさらぎ賞では、スマイルジャック、ヤマニンキングリー、レッゴーキリシマ等に快勝。皐月賞は4着に善戦。そして日本ダービーでは5番人気で5着に好走。まさにクラシック級の逸材でした。
 ところが、レインボーペガサスにとって1年4ヶ月という長期休養でもわかるように、常に脚部不安や、生命の危機とも言われた大怪我との闘いだったのです。今回の関屋記念も2月以来の実戦。鮫島厩舎でも続けて使えないということを理解しており、中間は芳賀牧場でのプール調教→宇治田原優駿ステーブルでの調教。というプロセスから栗東入り。この一連の調整過程がレインボーペガサスにとって、今回の栄冠を手にすることにつながったのです。
 さて、レースはマイネルファルケが飛び出し、0810_2一気にスピードを緩めることなく後続との差を広げて行きます。2番手をスペシャルハートが追走。その直後にガンダーラ。そして、バラけた好位置をレインボーペガサス。後方にスズジュピターがいて、3歳牝馬で紅一点のサトノフローラもやや後ろの位置で末脚を温存。
 一方、新潟巧者で1番人気のセイクリッドバレーは最後方で、今回も直線一気の末脚に賭けます。同じ位置にはスタートで後手を踏んだ2番人気のエアラフォン。
 先頭のマイネルファルケが快調に飛ばして先頭で直線に入ってきたのですが、後続馬もグングンと接近。前半1000m通過57秒8という平均よりやや遅い流れに好位置で乗ったレインボーペガサスが、直線残り400mで抜群の手応えで先頭に立ち、これを捉えんとセイクリッドバレーが鋭い脚を見せたもののそれは一瞬だけ。その外から鋭く伸びた3歳馬サトノフローラが2着か、と思われた瞬間、大外から凄い末脚でエアラフォンが突っ込んできました。0810_3
 それでも、早めに抜け出したレインボーペガサスを捉えるまではいかず、結局、エアラフォンが2着で、サトノフローラが3着。セイクリッドバレーは5着。きさらぎ賞以来の3年半ぶりの重賞制覇となりました。
0810_5 安藤勝騎手は真っ黒く日焼けした顔から流れる汗を拭おうともせず、ホッとした表情で「怪我をしたり、入れ込みが激しかったり、色々あったけどクラシックで頑張っていたようにこれくらいは走っていい馬だよ」とコメント。
 多くのスタッフが携わって復活を遂げたレインボーペガサス。越後連峰の虹の向うに、GIの大舞台は見えたでしょうか。

06:14 午後 |

2011年8月 4日 (木)

射幸税(ギャンブル税)導入は本当か?!

 東日本大震災から間もなく5ヶ月という月日が流れます。被災地の東北では復興へ向けて杭打ちの音が響き、それぞれが動き出しました。
 まだまだ解決しなければならない問題が計り知れないくらい山積みですが、いずれにしても10兆円を超すとも言われる莫大な東日本大震災の復興財源。この工面をどうするのか、行政、国民一人一人が、この重荷を背負っていかなければなりません。
 行政の代表でもある与謝野経済財政担当相は、毎日新聞のインタビューに答えて衝撃的発言。
 「復興財源を基幹税の増税だけで賄うのは難しい。競馬、競輪、宝くじ、パチンコなどに税金を課す「射幸税」の導入や、たばこ税、携帯電話の電波料を引き上げて、財源に回すなど幅広く検討したい」とコメント。
 「射幸税」つまりギャンブル税を導入して、復興の財源に充てようという計画なのですが、与謝野経済財政担当相は、競馬や競輪の現在の実情をご存知で発言されているのかどうか疑問です。
 しかも、担当相は「2010年半ばまでに、消費税を現在の5パーセントから10パーセントに引き上げる」とも発言。まさに競馬にとっては、死活問題そのものなのです。
 以前から言われている消費税の増税はまず避けられないと思いますが、仮に10パーセントに引き上げるとすると、例えば競馬の場合、競走馬に掛かる種付け料、育成代、人件費等も、それなりに跳ね上がるわけで、それはすべて競走馬の値段に加わってきます。
 さらに、その競走馬を買う立場の馬主にとっては最悪の環境。競走馬の値段に10パーセント消費税が掛かることになり、現在の競走馬の値段がとてつもなく上昇することは確実。となると、金額的に手を出せないといった馬主が増えることは間違いなく、いわゆる売れ残りという競走馬が増大する結果となります。
 売れ残っては困る生産者にとっては、採算を度外視で投売り状態になり、そのことは即、生産者の死活問題。生産地は疲弊し、連鎖倒産という最悪のケースも出て来ることも考えられます。それは日本の競走馬生産界、競馬文化にとって滅亡的危機。
 それに加えて、JRAの場合、現在の各レースの賞金の5パーセントの消費税分も、JRAが支出。年々売り上げが右肩下がりの厳しい現実を踏まえて、10パーセントもの消費税をJARが上乗せ支出できるものなのでしょうか。
 一方で、仮に馬主が負担ということになると、現在よりも高い競走馬代金を払い、その上賞金の10パーセントの消費税で減額。そんなデメリットの多い馬主を続けられる人は、ほんの一握りのような気がします。
 また、今なお厳しい経営が続く地方競馬に大きく波及することは間違いありません。悲しいかに存続問題が急激に現実味を増してきます。
 そんな状況を踏まえて与謝野経済財政担当相は、今回の射幸税、ギャンブル税検討をコメントしたのでしょうか。いわゆるギャンブル税はファン心理を逆撫でするものに他なりません。現在でも25パーセント差し引かれているわけですから、そこにまた射幸税が加わると、どうしても二重課税を搾取されているようで、多くの競馬ファンは腰が引けてしまいます。明らかに競馬文化の後退、衰退につながる要因となります。
 確かに、大震災による被災地の復興は想像もつかない費用がかかることは間違いないと思います。私たち日本人はその復興に向けて、一人一人が素直に向き合って、努力していかなければならないことも確かです。そのことを踏まえて、多くの競馬ファンに愛されている日本の競馬文化を守っていく必要があると信じています。0804_1

06:30 午後 |

2011年8月 3日 (水)

あの16番人気ダンスアジョイの再来か15番人気キタサンアミーゴがキター!!

0803_1_2  現在の時期に行われるようになってから今年で6年目となった「小倉記念」。1番人気がプッツリと途絶えてしまいました。
 まずはトップハンデ馬には厳しいデータ。5年前のヴィータローザが57・5Kを背負って2着だった以外は、57Kのドリームジャーニー(1着)を筆頭に、それ以下の馬が1、2着。ゆえに、57・5Kがひとつのターニングポイントだったのです。
 更に3年前、2着だったダンシングロウを除いて、ここ5年の連対馬は全て前走で重賞を走っていた馬ばかり。
 というデータを踏まえて、私が注目したのがアドマイヤメジャー。前走の七夕賞(10番人気)で、◎タッチミーノット○アドマイヤメジャーで応援していたのでしたが、中団外で折り合いを欠き、直線今ひとつ伸びあぐねて6着。それじゃ今回の小倉記念は汚名返上だ!とばかり本命に推したのです。
 6勝中5勝が芝2000mだったし、いつも春くらいから調子を上げていくタイプ。内枠に入ったら、前に他の馬を置けるので、折り合いもつくはずと考えていました。ところが、当日、スタートが近づくにしたがって急上昇の人気。フジテレビの地上波放送で、Mトラックマンが新聞を折って内枠が絶対です!1番から6番までしか馬が出ていない的なニュアンスで解説。そんなこともあってか締め切り寸前で2番人気に急沸騰。前日の約半分の配当オッズにはビックリ。
 1番人気は4・8倍の武豊・ナリタクリスタル。好枠を引き当てたもののターニングポイントの57・5K。休養明けの七夕賞を叩いたコスモファントムは、実績ではアドマイヤメジャーを上回るのに一歩譲って3番人気。ただし、この馬もナリタ同様に57・5Kのハンデ。結果的にこの57・5Kの2頭は掲示板にも乗ることはできませんでした。

 レースは最内から久しぶりのホクトスルタンが飛び出し、これを外からエーシンジーライン。3番手には一転した積極策でリクエストソング。この馬とほぼ同じくらいの位置にコスモファントム。そのあとにヤマニンキングリーやアンノルーチェがいて、中団外にイタリアンレッド。後方にはキタサンアミーゴ。その後ろにナリタクリスタル。それをマークする形でホワイトピルグリムやアドマイヤメジャー。
 前半の半マイル45秒3、5ハロン通過が57秒1。極端に速いペースではありませんが、緩みない流れで進んでいきます。直線でエーシンジーラインが先頭に立つと、内からリクエストソング。外から勢いよく進出したイタリアンレッド。それを見て馬群の中に突っ込んだナリタクリスタル。好位置のコスモファントムは急激にスピードダウン。直線で大外に出したアドマイヤメジャーもいざ追撃態勢。0803_2_2
 鋭い反応をみせたイタリアンレッドが突き抜けて快勝。0803_3_3直線外からグイグイと伸びて来た15番人気のキタサンアミーゴが、内でしぶとく粘るリクエストソングを捉えて驚きの2着。
 一方、馬群に突っ込んだナリタクリスタルは直線で前が壁になり脚を余して6着入線。まさに不完全燃焼。今年は大ケガで休養した昨年以上に不振の武豊騎手。それを物語るような一戦でした。
 期待したアドマイヤメジャーは、七夕賞で折り合いを欠いたことで、今回は徹底的に後方で抑える作戦。そのせいか前半行きたがる面をみせてジョッキーと呼吸が合わず。上村騎手とは七夕賞でコンビを組んだのですが、まったく持ち味を生かしきれていません。これまで川田騎手で3勝しているのですが、好位置から中団から、そして後方からとそれぞれバリエーションに合わせた騎乗。馬と騎手の相性は本当に大事だと再認識。
 馬連が3万円台。3連単が87万円台。真夏のハンデ戦らいしい結果でした。それにしても15番人気キタサンアミーゴ。55Kで重賞をステップに挑戦。まさにデータ通りでした。
 ただし、小倉記念がレコード決着。真夏でレコード決着はその後遺症が心配。上位力走組は、次走の反動が気がかりです。

05:27 午後 |