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2008年1月31日 (木)

エアシェイディと伊藤正師と後藤J

 シャンパンルームの前で馬主の吉原氏は、これ以上ないというような笑顔を見せて、「おめでとうございます」という私に「いやいや、どうもありがとう」といい、私が手にしていた、ナイガイ紙の大きな見出しに目をやり「おお、すごいや。いや、ありがとう」と、手を取ってきたのでした。
 この日の中山メインは「アメリカJCC」。中長距離の古馬戦線で、重要な意味を持つ一戦。実際、昨年の優勝馬マツリダゴッホは、オールカマーにそしてグランプリ有馬記念を優勝。そのマツリダゴッホに続けと、ドリームパスポートが一昨年の神戸新聞杯以来の優勝を目指して登場。このパスポートにとっては負けられないレースだったのです。
 というのも、単勝オッズが2・2倍。圧倒的な支持率。それよりも何よりも、パスポートが有馬記念まで所属していた栗東の松田博きゅう舎のレース方針に、馬主サイドが反旗をひるがえして、栗東から美浦の稲葉きゅう舎にわざわざ転きゅう。それからの一戦だったわけです。騎乗した松岡騎手は、有馬記念でも騎乗していた高田騎手に電話をし、そのクセを教えてもらった、と下調べにぬかりはないことを公表。
 考えてみれば、有馬記念に未勝利の高田騎手を、乗せてしまった事が突然の転きゅうになった大きな要因の一つとして語られている経緯。本来ならば、いわく因縁のある巡り合わせなのです。
 私のドリームパスポートの評価は、実績、実力は文句なしに一番。現在の古馬陣では間違いなく最高位にランクされる馬なのです。ところが、長期休養明けのブランクからジャパンC、そして有馬記念。この2戦を叩いたのですが、菊花賞でレコードの2着、ジャパンCでディープインパクトの2着した当時の状態にはまだないとの見方。加えて、転きゅう初戦。どういう風に仕上げたらいいのか、直前はどう追い切ればいいのか、細かい部分について、稲葉きゅう舎のスタッフは知りようがないと思えたのです。それゆえ有馬記念から10k増。デビュー以来、最高馬体重となる484k。完璧の仕上がりではなかったはずです。
 で、私はエアシェイディに自信の◎。そもそも、このエアシェイディは1月、2月がすこぶる強い冬季絶好調型。3年前のAJCCが2着で、当時の時計が2分11秒6で、昨年のマツリダゴッホの時計を1秒2も上回る好タイム。一昨年2月の白富士賞優勝。昨年の東京新聞杯2着、2月の中山記念2着。
 また、伊藤正きゅう舎は昨年の1月、中山最終週を残したところで、連対率3割3分3厘。今年は同じケースで連対率5割。1月の活躍馬が目立っていました。
 重賞、未勝利馬がハンデ戦の中山金杯で57kも背負って2着。重賞馬並に評価される080131 エアシェイディにとっては、何んとしても手にしたい重賞馬の冠でした。
 「伊藤先生の馬で勝つことができて、やはり嬉しいですね。わずかな年月しかいませんでしたが、恩師は恩師。いつまでも恩師ですから。偶然、ドリームパスポートの後ろにはいることができたし、直線もしっかり我慢できて追い出すことができました。点数ですか、そうですね、はい、100点満点です」と、私の質問に一つ一つ丁寧に答えてくれた後藤騎手。彼にとっても今年の初重賞勝ち。嬉しい1勝だったようです。

04:21 午後 |

2008年1月24日 (木)

5分後に本番です! ビックリ飛び起きた私!?

 それはそれは驚きました。1月21日のことです。早朝、携帯電話の呼び出し音に起こされて、電話に出ると、いきなり電話のかけ主はこんな事を言うのです。
「アベコーさん、おはようございます。BSNラジオのHです。今からラジオに生出演できますか」と、ディレクターのH氏。
「ふぁ?! おふぁよう…です。ふぁジオ?」と、まだ夢ご心地の状態で、頭脳がテキパキと働いていない状態。
 というのも、その日は突然の急ぎの原稿の仕事で、朝6時近くまで原稿を作成中。そうでなくても木曜日から新聞やら自らの携帯の予想やらで、根を詰めていたせいかバタバタ状態。どうにか仕事をやり遂げたあとは倒れるように夢の世界。
「アベコーさん、今日はスポーツライターのOOさんにお話を聞く予定でしたが、事情で急に来れなくなって、出演できなくなったんですよ。なにぶんにも急だったものでして、それじゃ困ったときのアベコーさん、ということで急いで電話を掛けさせてもらったわけなんです」とH氏。
「ふぁい、えーっ、これからですかー!」と私。
「そうなんですよ。で、競馬の楽しさ、馬券などをからめて、お話しして頂ければと思いまして。ただ、時間帯的に主婦の方が対象になるものですから、競馬を知らない方にもわかるようなお話をお願いしたいんです。尺は10分ちょっとなんですが…」
「そうなんですか、分かりました。じゃあどれくらいで…」と言うか言わないで、
「アベコーさん、本番まであと5分しかありません。」
「ヒェー!! あのあ、あと5分!? まだ寝床…」
080124「お願いします。お相手はご存知の近藤アナです。それじゃ5分後に改めてお電話します」と、締めくくったHディレクター。
「わあー、大変だ! 大変だ! 歯磨きに、えーとシャツにネクタイ?! あっ、それはいらない。起抜けだから声が、声が、あー、いー、うー、えー、ほー。じゃない、おー。口がうまく回らないかも。お、え、う、い、あー。あっあっあー、山のアナアナ、アナタもう寝ましょうよ。おー、寝ちゃまずいんだ!」

 で、番組は9時スタート。電話の向うに私を紹介する声が…。
「ワンダフル競馬でお馴染みのアベコーさんで~す」と近藤アナ。
「おはようございま~す。突然でビックリしていま~す」と返すと、笑い上戸の近藤アナが独特のガマの鳴くような声で、
「ガハハハ…ガハハハ…」
 で、話は先週1週前の話に「いやね、15日の火曜日、古くから付き合いのある馬主の方や、親しい知人、調教師さん等と、TCK大井競馬場に行ったんです。着いた場所は『Diamond Turn』といって、そこはバイクング形式の食事をしながら、競馬を観戦できるスペースで、馬券も買えるんですね。先に着いていたIさんが、どうしても馬券が当たらない。どうにか助けてよ、というものですから、こう言ったんです。じゃあ、全部買っちゃえば…と」
「実はこのレースは8頭のレースだったのですが、1頭が回避したので7頭立て。3連単、つまり1着と2着と3着をキッチリ当てる馬券があって、この3連単を全通りの組み合わせを買うことを勧めたわけなんです。そうしたら、そのIさん、わかったわかったといって、210点、100円で2万1000円を投資。そうしたら、そのIさんは大丈夫かな? 本当に大丈夫? というわけなんです。ハハハ…大丈夫。必ず当たるわけなんですからと、言っても不安そうなんです」
「やはり、自信をなくしているんですかね。で、どうなりました?」と近藤アナ。
「いやあ、応援が面白いんですよ。おお、そのままと言ったり、それでもいい、と言ったりね。結局、全部買っているわけですから、人気薄の馬が来てくれたほうが配当がいいわけなんですけどね。それで、結果は3連単が8万8940円也! 勧めたほうがビックリしました。大儲けですよ」
「まあ、競馬はこんな風にいつもうまくいくとは限りませんが、競馬を通して応援したり、感動したり、会話を楽しんだり、結果として現金のプレゼントがあるかも知れない。ストレス解消。たったワンコイン100円で、素敵な夢が買えるんです。人生に1度は競馬というものに参加しましょうよ。お待ちしています」と、寝起きにもかかわらず熱弁。
 BSNラジオの近藤文靖の独占ごきげんアワーは、かくして持ち時間いっぱいとなったのでした。

10:36 午前 |

2008年1月23日 (水)

ガッカリ!!あまりにも平凡だった京成杯

 昨年の京成杯優勝のサンツェッペリンは、皐月賞2着で、2着のメイショウレガーロが皐月賞5着。3着アルナスラインは菊花賞で2着。それなりにクラシックに影響があった京成杯。今年の3歳戦線を占う上で、大きく注目されていたのですが、結論から言えばほとんど得るところがなかった京成杯だったと思います。
 何といってもあまりにも時計が平凡。昨年のサンツェッペリンは2分1秒6で逃げ切り勝ち。ラスト3Fが35秒0でフィニッシュ。が、今年の優勝馬1番人気のマイネルチャールズは2分2秒9で、ラストが35秒9。これでわかるように勝ちタイムが、昨年よりも1秒3も遅く、勝ち馬のラストも約1秒近く遅いのです。それゆえ12番人気のベンチャーナインでも直線一気に飛び込んでくる要素はあったのです。しかも、優勝馬から5着のダンツウィニングまで0秒2差の大接戦。改めて同じメンバーで走って、同じ結果になるとは到底思えません。
 それでも、牝馬ながら唯1頭、果敢に挑戦してきたリトルアマポーラ。初めての中山内回りで4着ですから収穫はあったと思います。末脚をフルに生かせる広いコース向きのタイプ。是非、オークスでは狙ってみたい馬です。
 私は5着だったダンツウィニングに期待していました。初芝、初コース、重馬場、初距離、挟まれる不利がありながら、ラジオNIKKEI杯2歳Sで0秒2差6着。人気のダノンイサオ、フローテーションに先着。比較的大きなフットワークから中山のような内回りで内枠というのは向かないはず。この手のタイプはいつも人気薄。追いかけてみたい1頭です。穴党は要チェック!
 それにしても、優勝したマイネルチャールズの稲葉きゅう舎は、今年はラッキーな1年になりそうです。あの強力ドリームパスポートも松田博きゅう舎から転きゅう。戦力がグンと厚みをましました。そして、それらに騎乗する松岡騎手。またまたGIの期待がかかります。さしあたり今週のアメリカJCCに出走予定のドリームパスポートに注目しましょう。

03:32 午後 |

2008年1月18日 (金)

感動!田中剛・高山太郎のドラマチック2勝(*^_^*)

 華やかなジョッキーではないのですが、いつもいつもコツコツと頑張っているジョッキーをみると、ついつい応援してしまうものです。
0801171 金杯の翌日、1月6日、中山2日目、メインは古馬準OPによる「初富士S」。優勝馬は9歳になった9番人気のワイルドファイアー。好位置を追走し、逃げたマッハジュウクンとの叩き合いで競り勝ちました。騎乗したのが田中剛騎手。どちらかというと障害の名手というイメージが強いのですが、平地競走でも昨年末の最終週では、阪神に遠征して8レースに騎乗。勝ち星はなかったのですが信頼されている騎手のひとり。そして46歳になった今も、自己の身体の管理は怠らず、まるで体脂肪がゼロのような研ぎ澄まされた身体なのです。競馬開催が終了後、夕日を背にコースを走っている彼の姿を、幾度となく目にしたものですが、日頃の鍛錬が彼のプロ騎手としてのポリシーなのかも知れません。
 そして、各マスコミの取材には、きちんと受け答えができる誠実さが伝わる、人としても素晴らしいジョッキーです。
 久しぶりのメイン競走の勝ち星に、今年は更なる弾みをつけて、昨年12勝以上の活躍を期待したいものです。
 
 さて、もうひとり私の大好きなジョッキーが高山太郎騎手。太郎つながりもあってデビュー当初から応援しているのですが、先週、1月13日の中山競馬、10レース初凪賞をスズライトアップで優勝。久しぶりの特別勝ち。中団よりやや後ろに待機し、4コーナーで外に出すと、他が止まったような豪脚で、1番人気のロトブルースターを捉えました。単勝が3330円で8番人気。昨年は6勝でしたが、競馬に対する情熱は負けていません。それに佐藤全調教師との師弟コンビの信頼感も絶大。
0801172 慌しく身支度を整えながら「今から急いで小倉に行くんです」と彼。
 「小倉?おおそうか、もう小倉競馬が始まるんだ」と私。そんな忙しい中、彼はカメラを手にしている私に向かって、
 「アベコーさん、一緒にツーショットで撮りましょう」と、嬉しい一言。本当に思いやりのあるいいヤツです。
 それから2日後、私はTCK・大井競馬場にいました。私がこの世界に入ったときからお世話になっている馬主で歯科医のI先生、O先生の招きでDiamond Turnで、アフター・ランチ競馬。本間忍調教師も同席。笑いの渦の中で、楽しい競馬となりました。
 この日は10レースに中央競馬交流の「フォーチュネイト寒椿特別」。このレースにはJRAのスズノカイソクが参戦。3歳馬で2戦し2ケタ着順。その2戦が高山騎手が騎乗。これは彼に聞かねばと、すぐ携帯を押していたのです。
 「カイソクはデビュー時からノド鳴りだったんです。その手術の甲斐があって、かなり良くなりましたよ。この前は休み明けだったし、初めてのダートで一変してくれるかもしれません」と高山騎手。
 ほーっ、そうか7番人気か、馬格のあるサクラバクシンオー産駒だし、仲良しの水野騎手。これは応援馬券を入れねばと、大ホームランを狙って頭固定の3連単一直線!
 結果は人気の馬にグイグイ迫ったところがゴール。惜しくも2着。それでも周りの皆さんは、馬連、3連複でも買っている方がいて、やんや、やんやの拍手。
 ニコニコ顔で少し冷めて硬くなったステーキの切れ端を頬張る私。
 まあ、素敵な1日でした。ハイ。

10:29 午前 |

2008年1月11日 (金)

盛り沢山アベコー・にゅーす・にゅーす

0801111 昨年暮れから色々なことがありました。12月21日(金)は、新橋のJRA関東広報コーナーで、新しくなった大型ハイビジョンを前にし、アシスタントの小島友実さんと有馬記念予想検討会。会場いっぱいの競馬ファンの方が詰めかけてくれました。
 有馬記念にちなんだ人気馬のパネルプレゼントやグッズプレゼントもあり、来場していただいたファンの方には、満足して帰られたようです。

0801112 有馬記念当日の12月23日はウインズ後楽園で「有馬記念直前・トークショー」。会場には大変多くのファンが駆けつけてくれました。こちらも、ウインズ後楽園に展示してあったファン投票上位10頭までの写真パネルプレゼント。こちらは抽選番号式でしたが、ガッツポーズをするファンの方もいて、多いに盛り上がりました。ゲスト出演されたアイドルタレントの黒崎リコさん。すらりとした長身なのにハイヒール。まるで見上げるくらいの長身アイドルでした。
0801113 有馬記念の直前の8レース、フェアウエルSで優勝したシアトルバローズ。騎乗者は土谷ジョッキー。彼にとっては、嬉しい本当に嬉しい今年2勝目。彼の奥様は私とUHFテレビ系列でコンビを組んでいた輝美子夫人。まだまだ頑張ってほしい騎手です。

0801114_2 翌12月24日は浦和競馬場へ。この日は、メインレースに1500m開設記念。4コーナーの引き込みからスタートして、すぐカーブという特殊なコース。う~ん、内枠の先行馬が断然有利だなあ、という印象。浦和競馬場の方と、これからの浦和競馬について意見を交換。浦和競馬場にきて楽しいと、感じさせるイメージ作りが必要だと思います。

☆高田潤騎手を勝たせる会に、入りますわ!と武幸四郎騎手
0801115_2 また、12月24日はフジテレビCSの「酔いどれナイト競馬」に出演。この日はゲストに、東京競馬場のイベントで一緒だった森ちえみさん。アイドルタレント界一番の競馬通。本当にビックリするくらいの競馬のことはよくご存知。予想もしっかりしています。この日は、24日ということで、サンタクロースの格好が決まっていました。
 更に、特別ゲストが武幸四郎騎手。1年の思い出をレギュラーの須田鷹雄さんと振り返りながら2時間。有馬記念でドリームパスポートに騎乗した高田潤騎手の映像を見ながら「高田潤、わあースゴイことになってるなあー」と、幸四郎騎手。
「彼、今年未勝利でしたねー。どうですか、高田潤騎手を勝たせる会でもやりますか」と私。すかさず幸四郎騎手が
「あっそれ、ボク一番に入りますわー。彼いいヤツなんです」。
 競馬談義は深夜まで続くのでした。

 12月25日は、池袋メトロポリタンホテルで「早乙女太一・ディナーショー」を観劇。日に日にグレードを上げていく早乙女太一と劇団朱雀。改めて感動。

 12月27日は、私が「ウマステ」を出稿している大空出版の忘年会。ハイライトはビンゴゲーム。50インチの薄型液晶テレビや、パソコン、人気のゲーム機等盛り沢山の商品が山積み。私は早や5番目くらいに当選したのですが、ビスケットセットに、大空出版の昭和の駄菓子本「まだある」。ワインを2本。まあ、ラッキーでした。

 12月29日は、注目の「東京大賞典」。堅い馬券でした。この日はレギュラーで出演していたTBSラジオの「元木大介のエキサイト・ベースボールサタデー」。1年間を振り返って、JRAカレンダーに大変な量の応募。驚きました。
 番組終了後は、アシスタントの青木真麻さんも同伴して、赤坂の持つ煮込み屋さんでの忘年会。聞けばこの持つ煮込み屋さんは、日本で初めて持つ煮込みの店をオープンした人気店だとか。どうりで美味かったです。ハイ。

 12月30日は調布で、中学1年から続く親友たちと恒例の忘年会。この日は欠席者がいたとはいえ5人が集合。思い出話し、今年は仲間で出掛けようと、声を一つで決着。いつもながらほっとする、楽しい会でした。

☆早乙女太一紅白出場で応援!
 12月31日は、早乙女太一・紅白歌合戦初出演を応援するべく渋谷のNHKホールに。ありがたく会場の太一の関係者席に案内されて観劇。坂本冬美さんの「夜桜お七」に合わせて早乙女太一が登場。着物はこの日のために仕立てたもの。決めのポーズでは、思わず「タイチー!」と声を発してしまいました。
 ステージ構成はすばらしいのですが、中居クンの終始カンペ読み、それゆえ紹介忘れ。そしてすべて棒読み。心がこもってない司会にがっかり。
 紅白をい終えて浅草に向かったら、劇団朱雀の座長をはじめ全員、そして早乙女太一が、私を待っていてくれて、揃ったところで吉原弁財天に初詣。結局、この日は朝までと、なったわけです。

09:38 午前 |

2008年1月10日 (木)

おお、これはマズイ、倒れるかも知れない!?

 「アベコーのハッピー競馬」をご覧になっている皆様、新年あけましておめでとうございます。今年はデッカイ馬券を、山ほど当てるぞー!と自分自身を鼓舞するのも新年、そうこの時期ですよね。
 ところで、新年早々、久しぶりに体調を崩してしまいました。昨年暮れからのハードスケジュールと、矢継ぎ早の忘年会。紅白歌合戦にその延長で朝までの会に初詣。新年の元旦は、阿部家一同の顔合わせ会。新規に頂いた方の年賀状書きに、お年始まわり。2日から土曜日曜日の予想モードに突入。しかも、今年は4日にグリーンチャンネルの「データでVANVAN!」が入っていたもので、その仕込みや予想。その「データでVANVAN!」も、事前収録中に技術的トラブルで、仕方なく生本番。更にメールマガジン「ウマステ」の原稿が重なり、結局、3、4日は徹夜状態。加えて、5日がラジオに中山競馬場。この日は東池袋大勝軒本店の復活オープン記念。ここには何んとしても顔を出さねばならず、にこにこ顔のマスターに会えて、つかの間のほっ癒される私。
 ところが、6日夜、中山競馬場帰りの電車の中で、異常に暑いことに気づいて、コートを脱いで、イスに腰掛けたのですが、汗が、脂汗が絶え間なく流れて行くのです。拭っても拭っても流れる汗。身体の中心がしびれる感じがして、血の気が引いていくのです。と同時にめまい。
 「おお、これはまずい。倒れるかも知れない。倒れたら周りの乗客の人が、きっと集まってくる。なんと応対したらいいのだろう。そして、駅で緊急停車して駅員がくる。担架に乗せられるかな。駅員に何んと言おう。多分、連絡先を聞かれるだろな。そして救急車に、乗せられて救護乗務員の方から、お名前は?住所は?生年月日は?本籍は?など、くどいくらい繰り返し繰り返し聞かれるだろうな・・」
 そういえば、もう10年以上前、マイケルジャクソンのファイナルコンサートが東京ドームであった日でした。武豊騎手と連れ立って二人でコンサート。前日は有馬記念。武豊騎手はスーパークリークで降着。彼は判定に憤慨。あれはHさんのオーバーアクション。などと聞きながら、コンサート開始。ところがマイケルが出てくる前から会場はエキサイト。立ち上がり拳を天に向けて、バンドに合わせてフィーバー状態。ところが、私はこのとき凄く疲れていました。考えられないようなハードスケジュールで有馬記念まで突っ走っていたのです。おそらく平均睡眠時間が2時間くらい。その状態を引き継いだままで、コンサート3時間立ち。そのあと鈴木淑子さんなどの仲間たちと食事で合流。そして赤坂パブまで深夜の大移動。店に入り、ワイワイやりながら、それぞれが歌を披露して、自分の番がきて立ち上がり、1番を唄っていたときに、事態はとんでもないことになりました。
 目の前が急に暗くなり、沢山の星が見えて来たのです。と、同時にクラクラして「ああ、なんで歌がうまく唄えないんだろうなあ・・。気持ちが悪いなあ~」と、思った瞬間、前のめりにバターンと倒れたのです。唄っていた歌が「うしろ姿」。今だから笑えるのです。
 そのとき私とUHFの番組で、長年アシスタントを組んでいた米倉いづみさんが「阿部さん、死なないで~!」と、絶叫していた声だけが遠くで聞こえていました。
 救急車に乗せられ救護乗務員の方が、何度も何度も「お名前は?生年月日は?住所は?本籍は?」と聞いてくるのです。
 そして「ああ、私はあのときと同じ状態になるだろうな・・」と、思い続けていると、目指す我が駅を知らせる車内アナウンス。相変わらず汗が流れています。感覚が少し弱い状態で、車外に出て外気をうけながら、ふらつく足取りで自宅に戻り、ことなきを得たのですが、改めて睡眠は最良の良薬という言葉を、噛みしめているところです。

08:43 午前 |